株式会社ノーリツ 様

 1951年の創業以来、お風呂を社会に広めることからスタートした弊社は、お湯を通じて人々の豊かな暮しに貢献してきました。一方、技術革新や暮しの快適さを追求する事業活動の過程では、環境負荷の増大や人権侵害につながる可能性があり、それを踏まえて責任ある事業活動を行っていかなければならないと考えています。

 こうした認識のもと、2016年に「ノーリツグループ人権基本方針」を定め、人権デューディリジェンスに取り組むとともに、社員への人権尊重教育を行っています。人権=差別という認識が強い中「ビジネスと人権」の重要性をどう伝えるか悩んでいたところ、この人権eラーニング教材HTML版リリースのご連絡を受け、それ以来社員研修の一環として活用しています。

 

【eラーニングの活用方法】

 2016年10月から翌年にかけて、海外赴任者を含めたノーリツ本社の全従業員とグループ会社の経営者・CCO(チーフコンプライアンスオフィサー)を対象に、このeラーニング教材を活用した人権研修を実施しました。その後現在に至るまで、イントラネットに掲載し、いつでもアクセスできるようにするとともに、新入社員へ人権教育のツールとしても活用してきています。

 

【社員の反応】

 履修者のオンラインアンケートの結果、98%以上から「十分理解できた」と「ある程度理解できた」という回答を得ました。また、自由記述コメントの6割程度が「勉強になった」「人権を考える良い機会をもらえた」といった肯定的な内容でした。一方、「内容が一般的で、自社にあてはめた内容であればより実感がわいた」といったものもありました。

 

 事業活動を展開していく上で社員の人権研修は非常に重要と考えています。バリューチェーンのあらゆる場面で人権を尊重することをめざし、今後とも、このeラーニング教材の活用も含め、さまざまな手法で人権研修を継続していきたいと考えています。

 

株式会社ノーリツ 企画管理本部 コーポレートコミュニケーション部

https://www.noritz.co.jp/company/csr/

(ノーリツ CSRサイト)